先日、起業のリスクへの考え方について書きました。
今回は、決断についてです。
判断の基準の3つ
起業についての相談を受けて、感じる事が多い1つに「決断が出来ない人が多い」が挙げられます。
「決断」については、著名な先生がたがその理由や対処の方法を書かれておりますので、私が偉そうなことを言えません。
ですので、自分の事として「決断」について考えてみます。
私が、もし、決断しなければならない事がある時に私が判断の基準としている事は、以下の3つです。
・スピード
・周りへの影響
・後悔
この3つ以外に関わる情報は、極力排除です。
スピード
出来る限り「正解」だと思われる決断がしたくなる事がわかっているので、自分への制約です。
判断すべき時に、これだけは間違いないとわかっていることの1つに「時間」があります。
1秒、1分、1時間、1日、1週間・・・
時間が経過するにつれ、チャンスが失われていきます。
正解がわからない事なのになんともったいない。
少しでも早く決断して、実行に移し、成功する努力をする方が良いと考えます。
周りへの影響
私は、上司の反応で一番嫌であったものが「考えておく」です。
仕事が進まなくなるので、待ちきれずに聞きに行くと、イラっとされながら「考えておくっていっただろ」なんて言われると、完全にへこみます。
スピードでも言ったことですが、正解なんてわかりません。
ですので、私が決断する立場で意識していることは周りのモチベーションへの影響です。
即決で「GO!」と言われれば、言われた方は全力で成功するための努力をしてくれると考えています。
もちろん決断しないなんていうのは論外です。
失敗して被る損害が大したものでないのであれば、チャレンジさせてその失敗を経験としてもらう方が、将来的にはメリットが大きいのではないでしょうか。
後悔
どこかで聞いたようなセリフですが「オレはやればできたはずの男だ」とか「オレにもチャンスがあれば」とか、言いたくないですよね。
それだったら、笑って「オレはやってみたけど失敗した男です」って言いたい。
リスクを気にしてやらなかった事は、後々「あの時やっていれば」って思ってしまうのではないのでしょうか。
失敗するかなんてやってみなければわかりません。
全く無計画だとか、あまりにも無謀な計画である場合は失敗が目に見えているなんてこともあるとは思いますが。
それらしい理由を作らない
決断する時の判断の基準としては上記の3つですが、やってはいけない事として特に気を付けている事があります。
決断できない(しない)理由を作ることです。
意識しないとリスクを回避したいがために、決断ができない自分を正当化する「それらしい」理由を探してしまいます。
できない・しない理由を探す自分は本当にカッコ悪いです。
どうやったら出来るのかを考えないと前に進めません。
私には、大企業の経営者が会社の命運を左右されるような決断がどれ程のものかわからないので、このような事が言っていられるのかもしれません。
ご覧頂いている方々に、不愉快な内容となっていましたらお詫び申し上げます。